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2010年5月27日 (木)

古い家具

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しばらくぶりの「ひとりごと」更新になってしまった……。

この間の日曜日。大きな買い物をした。ずっとずっと探していたけれどなかなか見つからずにいた、家の居間に置くための箪笥。週末に東京へ行って、青山のイシイコレクションで出会ってしまった。本当はもっと大きめの水屋箪笥のようなものを探していた。これは思っていたよりも小さいし、雰囲気も考えていたものとは少し違っているのだけれど、何故だか石井さんのところでこの箪笥を見たときに「コレだ!」と思ってしまったのだ。古い家具が好きで、今までいくつか購入しているけれど、いつもこの「出会い」のような感覚がある。今回はずっと探していた理想のものとは少し違ったものなのに、こんなにも惹かれてしまうのは何故だろうと不思議な気持ちがするくらい。

明治時代の帳簿箪笥だったらしい。造りがしっかりしていて、何より気に入っているのは鍵の細工。下の引き出しの取っ手が何とも素敵なのだ。帳簿箪笥なので中の仕切が細かく分かれていた。最初器をしまうつもりだったので、この仕切が取れるかと思ってお店で相談していたら、何と真ん中の細い板を外すと全部の仕切の板がきれいにはずせるように細工してあるものだった。

「これなら持って帰れる」と、どうにか車に積み込んで、引っ越しの日みたいな状態で帰ってきた。さっそく所定の場所に置いてみたら何だか我が家には少々立派すぎるような……。でもぐっと部屋の雰囲気が引き締まった。ついついこの箪笥に目がいってしまう。外そうと思っていた仕切も意外と器をしまうのに好都合。グラスと飯椀と漆の汁碗がきれいに収まった。

何かの縁で我が家にたどり着いたこの箪笥。明治時代から大切に使われてきたのだろう。私よりもずっとずっと長生き。いろいろなことを経験してきたおばあさんのような、どっしりとした表情をしている。これからどうぞよろしくお願いします。

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